先日、創造社リカレントスクール広島校にて、「実務で使えるデータ集約・分析」をテーマにした講義を行いました。
本講座は、広島職業能力開発促進センター(ポリテクセンター広島)様が主催され、日頃より大変お世話になっております株式会社キャリアプログラム様のご協賛により開催されました。
今回は1日目と2日目でそれぞれ異なるテーマ・参加者様を対象として実施し、両日ともに実務直結のスキルを習得する場として、集中した雰囲気の中で講義が進められました。
ご多忙の折、会場まで足をお運びいただいた皆様、誠にありがとうございました。
講義内容のご紹介
今回の講義では、日々の業務で扱うデータを「正しく集め」「正しく読み解く」ための、具体的かつ実践的な手法を解説いたしました。
1日目は「データの入り口(収集)」、2日目は「データの出口(分析・可視化)」に焦点を当てた内容です。
当日のトピックの一部をご紹介します。
【1日目】データ集約・収集の基礎
分析を行う前段階である「データの集め方・整え方」を中心にお話ししました。
- アンケート調査の設計と収集:
「何を知りたいか」を明確にしないアンケートは、分析の役に立ちません。
企業における有効活用の手法を講義し、実際にGoogle Formsを使用してアンケートを作成する演習を行いました。 - 公開データの活用:
自社データだけでなく、客観的な市場データをどう取り込むか。
政府統計の総合窓口「e-Stat」から実際にデータを取得し、活用する手順を学びました。 - 業務データの整理:
データベース関数などのExcel機能を活用し、社内に散らばったデータを「分析できる形」に整えるための実務的なテクニックをお伝えしました。
【2日目】多角的データ分析と見える化
収集したデータをどう読み解き、どう伝えるか。
Excelのピボットテーブルを効果的に活用した分析手法を講義しました。
- ピボットグラフによる「伝わる見せ方」:
単にグラフ化するのではなく、相手に意図が伝わるグラフの選び方や、ピボットテーブルとグラフを連動させて傾向を読み解く視点を養いました。 - 複数テーブルの分析と施策立案:
今回の講義のまとめとなる実践演習です。
練習用データを用いて、参加者の皆様それぞれが対象の特性を洗い出し、「次にどのような施策を打つべきか」を導き出すための分析ワークを行いました。
ピボットテーブルの設計から分析まで、各自が黙々とデータに向き合い、思考を深める時間となりました。
データ分析を業務に活かすためのポイント
講義の中で特に強調させていただいたのは、以下の点です。
1. 「集める」段階で分析の質が決まる
「Garbage In, Garbage Out(ゴミが入ればゴミしか出てこない)」という言葉がある通り、質の低いデータからは正しい分析結果は生まれません。
1日目の講義でお伝えした通り、アンケートの設問設計や入力ルールの統一など、入り口の設計こそが重要であることを再確認しました。
2. ツールに使われず、目的を持って使う
Excelのピボットテーブルや関数は非常に強力ですが、それらはあくまで道具です。
「どんなグラフを作るか」という操作方法だけでなく、「誰に何を伝えたいか」という目的意識を持つことで、今回学んだ技術が業務改善に繋がります。
3. 分析結果を「行動」に変える
2日目の演習で行ったように、分析のゴールは「きれいな表を作ること」ではなく、「効果的な施策(次のアクション)を決めること」です。
データの向こう側にある事実を客観的に捉える力が、これからのビジネスには不可欠です。
データと共に進む未来へ
前回のセミナーではAI活用についてお話ししましたが、今回のデータ分析も本質は同じです。
経験や勘だけに頼るのではなく、客観的な「データ」という根拠を持つことで、私たちの意思決定の精度はより確かなものになります。
今回の講義が、皆様の日々の業務において、データに基づいた判断を行う一助となれば幸いです。
今後の活動について
当社では今後も、AI活用からデータサイエンスまで、皆様のビジネスの実務に役立つ講義・セミナーを展開してまいります。
今後の活動については、本ウェブサイト等で随時発信してまいりますので、ぜひご注目ください。
最後になりますが、本講座を主催いただいた広島職業能力開発促進センター(ポリテクセンター広島)様、ご協賛いただきました株式会社キャリアプログラム様、そして会場をご提供くださった創造社リカレントスクール広島校様に、心より感謝申し上げます。
また次の機会に、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

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